保育園・保育所の種類にはなにがある?認可・認可外・企業主導型などわかりやすく解説
お子様の保活を始めたものの「いろいろな種類の保育園があって違いがわからない」「わが家に合っているのはどのタイプの保育園だろう?」と困っている保護者の方はいらっしゃらないでしょうか。
この記事では、保育園の主な種類と特徴、家庭ごとに適したタイプをわかりやすく解説します。保育園選びの参考にしてください。
●保育園は「認可」「認可外」に大きく分類される
保育園は大きく「認可」「認可外」に分かれていますが、「どちらが上」ということはなく、それぞれ以下の基準や特徴を持っています。
国の基準を満たした「認可保育施設」
認可保育施設は、児童福祉法に基づき国が定めた基準をクリアした施設です。園児1人あたりの面積や保育士配置基準、給食設備の有無といった要件を満たし、都道府県知事等の認可を受けます。公的な補助を受けて運営され、各施設で一定の質が担保されるのが特徴です。
独自性や柔軟さが特徴の「認可外保育施設」
認可外保育施設とは、国の認可基準とは異なる基準で運営される施設です。「認可外=質が低い」わけではなく、休日・夜間保育への対応や独自の教育プログラムの実践など、保護者の多様なニーズに応える柔軟なサービスを提供している園が多くあります。
保育園と保育所、幼稚園の違いは?
なお「保育園」と「保育所」に実質的な違いはありません。法的な正式名称は「保育所」ですが、通称として「保育園」が広く使われています。
一方、幼稚園は文部科学省が管轄する教育機関です。満3歳以上を対象とし、標準的な教育時間は1日4時間~5時間程度である点が、福祉施設として長時間保育を行う保育所とは異なります。
また、認定こども園は、幼稚園と保育所の両方の機能をあわせ持つ施設です。「教育」と「保育」を一体的に行い、保護者が働いているかどうかにかかわらず利用できます。転職や退職などで就労状況が変わっても、転園せず通い慣れた園に在籍しやすいという安心感があります。
●認可保育施設とは?主な種類と特徴
認可保育施設はさらに次の「認可保育所(一般的な保育園)」と「地域型保育事業」の2種類に分かれます。
認可保育所(一般的な保育園)
「認可保育所」は最も一般的なタイプで、原則0歳から就学前の5歳児までを対象としています。園庭の広さなど設備基準が決まっており、長時間の保育が可能です。入園申し込みは自治体に行い、保護者の就労状況などを点数化して調整が行われます。保育料は世帯所得に応じて自治体が決定します。小学校入学まで転園せずに通うことができるのもメリットです。
地域型保育事業
地域型保育事業の中に「家庭的保育事業」「小規模保育事業(小規模保育園)」「事業所内保育事業」「居宅訪問型保育事業」があります。
①家庭的保育事業
原則0歳から2歳児を対象とした、定員5名以下の極少人数の保育です。保育者の自宅などを活用し、家庭的な環境で異年齢の子どもがきょうだいのように過ごせます。
②小規模保育事業(小規模保育園)
原則0歳から2歳児までを対象とした、定員6名~19名の少人数制の保育園で、家庭に近いアットホームな雰囲気で一人ひとりに手厚い保育ができるのが特徴です。
③事業所内保育事業
企業の事業所内に設置された施設で、従業員の子どもを中心に、地域の0歳から2歳児を対象としています。職場に近く毎日の送迎がスムーズで、様子がわかりやすく安心感があります。
④居宅訪問型保育事業
障がいや疾患等で集団保育が困難な0歳から2歳児の自宅を保育者が訪問し1対1で保育を行います。通園の負担がなく、個別の事情や環境に合わせたケアが受けられます。
●認可外保育施設の主な種類と特徴
国の認可基準とは異なるさまざまなタイプの保育園・保育所についても、それぞれの特徴を紹介します。
企業主導型保育事業(企業主導型保育園)
子ども家庭庁の助成を受けて運営される保育園で、職員数や設備は認可園と同等の基準が設けられています。企業の従業員向けですが「地域枠」があれば誰でも利用可能です。保育園と直接契約できるため、就労要件などが柔軟で、入園決定までの手続きがスムーズな点も魅力です。
自治体認証保育所
待機児童問題や多様な働き方に対応するため、自治体が独自の基準を設けて認証・助成している施設で、東京都の「認証保育所」が代表的です。駅前などの利便性が高い場所に多く、認可園よりも開所時間が長いなど、都市部の生活スタイルに合ったサービスを提供しています。
企業内(事業所内)保育施設
病院や企業の敷地内に設置された保育施設です。主にその企業で働く社員の子どもが対象ですが、空き状況によっては地域住民も利用できる「地域枠」を設けている園もあります。
その他の認可外保育施設
国の認可基準には当てはまらない施設の総称で、モンテッソーリ教育や英語に特化したインターナショナルスクールなど、独自の教育方針を持つ園も多くあります。
●ご家庭に合った保育園の選び方
保育園を選ぶ際には、ご家庭のライフスタイルや、重視するポイントと合っているかを考慮して選ぶのがコツです。
例えば「0歳~2歳の間は少人数で手厚く見てほしい」という場合は、家庭的な雰囲気の小規模保育園や、少人数制の企業主導型保育園が適しています。
「フルタイム共働きで、就学前まで転園せずに通わせたい」なら、0歳~5歳までの一貫保育がある認可保育所や認定こども園が安心です。
一方「パート勤務や求職中で、すぐに入園先を決めたい」という方には、保育園と直接契約でき、就労要件も柔軟な企業主導型保育園がおすすめです。
まずは「わが家の優先順位」を整理してみることから始めましょう。
●まずは見学に行ってみましょう
保育園の種類は多様化しており、迷ってしまうことも多いかもしれません。制度上の違いもさることながら、最終的な決め手は保育方針や園の雰囲気がお子様に合っていそうかという点です。そのためには、ぜひ実際に見学に訪れてみましょう。
「ニチイキッズ」では、保育の雰囲気を体験できる見学会も随時行っております。園選びの参考に、お気軽にご参加ください。
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執筆時参考資料
1)保育園にはどんな種類がある?認可・認可外から企業主導型まで特徴を比較
https://www.kaigojob.com/magazine/job-qualification/article0288
2)保育園・保育所のいろいろな種類ってなにがあるの?
https://www.hoic.jp/contents/column/nursery-type/
3)保育園は種類がいっぱい!認可保育園・認可外保育園など様々な保育施設の違いとよい求人選びのコツを解説
https://hoikubatake.jp/column/hoikuenshurui.php
4)厚生労働省「保育所ってどんなところ?」
https://www.mhlw.go.jp/hoikusyo123/donna/index.html
5)内閣府「企業主導型保育事業について」
https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/special/reform/wg1/290425/shiryou3.pdf

